迫る2025年問題。
直面する採用難にどう対応していく?
中小企業の事例をご紹介
株式会社リクルート
人材infoカスタマーサクセスチーム
|迫る2025年問題。今後ますます労働力人口が減少し、採用競争は激化する見込み
人口構造の変化により、さまざまな問題が発生すると懸念される「2025年問題」があります。
日本の人口は2010年を境に減少を続けており、2025年には約800万人いる全ての「団塊の世代」(1947~1949年生まれ)が後期高齢者(75歳以上)となることで、国民の5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎えます。
その結果、多くの後期高齢者を支えるために、社会保障、主に医療・介護、年金などが限界に達し、社会全体に負の影響がもたらされると考えられています。
2025 年問題における最大の課題は労働力人口の減少です。
高齢化社会の進行によって今後はあらゆる産業が人材不足に陥り、採用競争の激化が予想されます。
そのため、企業もさらに採用に力を入れていく必要があると言えます。
|採用しやすくするために中小企業が行った対策事例3選
そこで今回は、株式会社リクルートジョブズリサーチセンター発行の「わが社のいいね!人材活用事例」の中から、採用に力を入れている企業の事例をご紹介します。
ますます深刻化する人手不足解消のために採用を強化している中小企業が行った対策事例を参考に、自社に活かせそうな部分を考えてみましょう。
■事例➀ 多様な人材の「戦力化」によって採用難を克服する取組み ~就労支援機関との連携事例を通じて~IT業界では今後人手不足の深刻化が予測されています。そのうち、巧妙なサイバー攻撃が増加するセキュリティ領域では、十分なセキュリティ人材の確保が難しく、社会的な課題となっています。
株式会社デジタルハーツプラスは「就労に困難を抱えている未経験の人材であっても、相応しいチャレンジの機会と環境さえ整えば才能を発揮できる」と考えており、個人の特性や適性を重視し、多様な未経験人材の「戦力化」に取り組んでいます。
ここでは人材確保が難しい領域での取り組みと、人材発掘と育成のポイントについてご紹介しています。
https://jbrc.recruit.co.jp/case/case002195.html
■事例③ 短時間勤務(プチ勤務)で「働きたいけど働けない」をなくす平成28年に岩手県釜石市では、" 時間の制約により働けない人材 " と " 人手不足に悩む市内企業 " をマッチングする取り組みを行いました。
当時、事業の一環として短時間勤務(プチ勤務)を導入したプラシーズ釜石工場によると、導入には3つのポイントがあるとのことです。
・工場長直下の組織を作る
・仕事に慣れるプロセスを作る
・既存スタッフへの十分な説明と理解を促進
ここでは、短時間勤務を取り入れた際の工夫や、マッチングの取り組みを通して得られた変化についてご紹介しています。
https://jbrc.recruit.co.jp/case/case000674.html
最後までお読みいただきありがとうございました。